【トレッキング】【長野県】上高地 朝イチがおすすめ朝もや漂う大正池
こんにちは。HARUです。
夏休み4日目。
気がつけばあっという間に夏休みも後半です。トレッキングなんてどんなもんか分からないし、車中泊で疲労も溜まってるだろうしと八方尾根だけ行く予定でしたが、せっかくだから上高地にも行きたいねと言うことでトレッキングを2つ計画していたこの旅行。とりあえずお盆だし、混雑で行けないことが不安で特に上高地は事前にかなり調べました。(いつも全然調べないのでね…。)調べたい内容はお茶屋さんとかお土産屋さんでなく、ルートの全体像と上高地に行くまでの駐車場やバスの情報。ネットだけだと不安で今回ガイドブックを購入しました。我が家が(というか私が)欲しい情報が載ってるガイドブックがなかなか見つからずなんとか1冊見つけました。実業之日本社から出ているブルーガイドてくてく歩きシリーズの上高地版。混雑時の駐車場情報と駐車場からのバスについてどうしたら良いか記載してあり、とても役立ちました。
◼️トレッキング
◼️行程
・市営第2駐車場(足湯公園)で前泊
・市営第2駐車場からさわんどバスターミナルまで上り5分かからないくらい
・大正池〜明神池までトレッキング
◼️トレッキング道の特徴
・全体的に舗装されている
・ほぼずっと平ら
・河童橋あたりは観光客で賑わっている(鎌倉や軽井沢にいるような出で立ち)
◼️景色
朝6:30頃に大正池に着いたため、まだ朝モヤが出ていて、くっきり浮き出た焼岳と相まって幻想的な景色でした。
また7:00前頃に焼岳と逆の山から太陽が出始めこれも幻想的でした。上高地に行くにしても朝早い時間(太陽が昇る前がおすすめです。
ホテルに泊まった翌朝ホテル周辺を優雅にお散歩、という雰囲気です。途中、田代池や穂高連峰が見えたりしますが、ホテルなども出てきて、本当にここが規制されてる区域なの?軽井沢じゃん、という感じです。
河童橋まで来ると完全に観光地。マイカー規制されてるなんて信じられない。人いっぱい。川の水は相変わらずびっくりするくらい冷たくてきれいでした。梓川の向こうに見えるのは明神岳かな。雪渓もきれいに見えますが、かなり遠い…。観光客に目がいってしまう…。
河童橋から梓川右岸歩道をまわり、明神池へ向かいました。途中遊歩道の整備中で迂回路を通りましたが、山の途中だったので景色にさほど影響はなかったかと。
河童橋より先はより自然度が高まり、倒れた巨木など自然のまま存在し、宮崎駿の「もののけ姫」の世界を彷彿させました。
明神池に着くちょっと手前で少し起伏があった記憶がありますがほぼ平坦な道を歩き続け、また人の多い所へ出ました。明神池手前にある嘉門次小屋。お昼を食べている人がたくさんいました。ここでは席を取って食券を購入し、席に運んでもらうスタイル。我が家はお蕎麦とイワナをいただきました。イワナは小屋の横にある池がいけすになっていて、その場でさばき、囲炉裏でじっくり焼いていました。イワナってこんなに美味しいのかと少し驚くくらい味が濃かったです。
明神池の周りには柵があり、何かと思ったら拝観料が必要とのことでした。我が家は外からチラッと見てお詣りし終了。明神池を後にしました。
明神池を更に進むと梓川橋が現れ、ここは人も少なく、川と穂高連峰を落ち着いて見ることができました。
更に進むと穂高奥宮の参道を表す看板が。
明神池でお詣りしたのは穂高奥宮だったのね。そして、参道を歩いてきた流れね、とやっと認識。そこから右に曲がり私達は河童橋へと戻ります。こちらの道は右岸歩道より開けていて穂高連峰が木々の間から見え、開放感がありました。道は白い砂地で滑りやすいと感じました。1時間くらい歩くと小梨平のキャンプ場が現れます。
右岸歩道で見たホテルの時もそうでしたが、上高地はマイカー規制されている場所。そこでこんなにもたくさんの人が寝泊まりしていることに異世界の感覚を覚えました。
小梨平を抜けると川が現れ、その先に上高地バスターミナルが見えます。
やっと…着いた…
◼️トレッキング所感
張り切り過ぎ第2弾!でした。というか、上高地(大正池から明神池)は距離のあるお散歩です。どこかネットの記事に、ペットボトル1本持ってというような記事がありましたが本当にその通り。半袖長ズボン、帽子、タオルに麦茶とお財布があれば十分です。八方尾根でズコッとなったので、実はすごく軽装がいいんでないか?と思っていた私。夫にちょいちょい「上高地は軽装でいいみたいね」とアピールしていました。なのに、案の定、駐車場で準備をしている際に夫に2Lの水が入ったリザーバーを渡され、「いや、私は持たないよ。」と返しました。で、そこで夫も引き下がればいいのに、自分のザック(45L)に入れ出したのです。他に麦茶も2Lくらい持ってるのに…。コッヘルやガスバーナー、雨具などももちろん入っています。内心、お願いだからそのザック置いて行ってと願っていましたが残念ながらその願いは叶いませんでした。道のりはお散歩なのに荷物は登山並み。(もちろんクマよけ鈴付き。)登山ぽくない、荷物は重い、子どもは退屈する、の3重苦により河童橋到着で夫とドンパチ。上高地に観光に行くなら、ペットボトル1本持ってお行き、とこれから行く人には言いたいです。
ちなみに旅行から数週間経って、この時のことを振り返ると、夫も失敗だったと思っていたようでした。良かった。
話が飛んでしまいましたが、繰り返しになりますが、上高地のみなら(その先の山に行くなら無論装備してくださいね!)は軽装がいいです。軽井沢銀座に行くイメージです。夫とドンパチの気まずい間に梓川左岸歩道を歩いている最中に下の子がおネムでグズグズに…。怒りピーク、お疲れピークの夫はザックを背負ったまま下の子(16kg)を抱っこして3kmの道に挑んだのです…。高尾山でも八方尾根でもたまにグズることはあっても抱っこすることにはなりませんでしたが、さすがに早朝から暑い中歩き続け、子どもも疲れたようでした。高低差のある山と違い、あそこまで歩けば終わりだよ!というのも感じにくかったしな…。明神池まで行ってしまうと河童橋まで戻らなければ帰ることはできません。いざ、子どもを抱っこする可能性もあるので軽装がいいです!
◼️コースタイム
スタート:5:55
ゴール:14:29
合計8時間34分
さわんどバスターミナル〜大正池〜明神池〜上高地バスターミナル
さわんどバスターミナルから計測したため距離は23.7km。実際の歩いた距離は9.3kmくらいかと。
◼️おまけ〜駐車場問題〜
・駐車場
やっぱり混んでました!沢渡第2駐車場は夜の22時頃に到着し、空きはありましたが台数多かった!朝の5時にはほぼ空きなしでした。
山登りしてテント泊する人や観光でホテルに泊まる人などもこの駐車場に停めてる場合もありますよね。沢渡第2駐車場はさわんどバスターミナルからも近くて停められる台数も多く、足湯もあるのでおすすめですがこの時期は朝早く来るのに越したことはなさそうですね!
・行きのバス
さわんどバスターミナル(駐車場からマイカー規制になっている上高地に行くバスが出発するところ。)は新築?あの山奥に博物館のようなきれいな建物が出てきてびっくりしました。
始発が5:00で20分間隔でバスが来る運行になっていました。すごく混んで待ち時間長くなるのが嫌で、5:00に乗りたかったので4:30頃起床しましたが準備に手間取り結局バスに乗れたのは6:00過ぎ。到着した時に来ていたバスには乗れず、次のバスに乗れたという感じです。ザッと30人待ちくらいだったと思います。特に案内はありませんでしたが、バスは20分間隔より早い間隔で来ていたような気がします。
また私が気になっていたさわんどバスターミナルから上高地バスターミナルの間にバスが停車しますがガイドなどでは途中乗車はバスがほぼ満員なので難しいとありました。実際のところ、朝は途中どこのバス停で何人くらい待っているという情報がやり取りされて、何席か開けて出発していました。なので乗れないということはないのかもしれないですね。しかし、できればバスターミナルから乗車するのが安心かなと思いました。
・帰りのバス
誰もが気になると思いますが、帰りのバスはすごい混雑です。バスターミナルにバス停はいくつもあるのですが全部行き先が違うし、全部のバス停が長蛇の列。14:20頃にに並んでバスに乗れたんは15:00過ぎだったような。ごめんなさい。疲れてた&夫と雰囲気悪くてあまり覚えていません。14時過ぎであの混雑にハマるならたぶんずっと混雑してるんだろうなと思います。帰りはしょうがないと思った方がいいですね。それも見越して、ぜひ上高地へはペットボトルのお茶を1本持ってお出かけください!